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主な活動

第17回 ラブ・ジ・アース ミーティング

第17回 ラブ・ジ・アース ミーティング

17回目となるミーティングを開催したのは、
静岡県牧之原市の地頭方海浜公園。
この会場でのミーティングは4回目、
第1回の相良サンビーチを含めると同市内での開催は5回目となる。
ラブ・ジ・アースにとってゆかりの深い土地と言えるだろう。

今年は大型の台風がいくつも日本列島を通過し、
各地に大きな被害をもたらした。
ここ牧之原も例外ではなく、直前に通過した台風15号の影響で
ミーティングの前日まで市内の一部は停電していたという。
そして、会場となる地頭方海浜公園の浜辺には、
かつて見たことが無いほどの大量の漂着物が流れ着いていた。
プラスチックやビニール等の人工物も多いが、
今回は流木の量が半端ではない。

木は自然のものだけれど、これだけ大量に流れ着くのはやはり異常だ。
普通に考えれば落ちた枝や倒木は、最後には朽ちて土に還るはず。
それが、ここまで大量に浜辺へ流れ着くということは、
おそらく河川の上流にある山林が荒れているということなのだろう。

折りしも、近くにある浜岡原発の問題が注目されていた頃である。
ミーティングが行なわれた翌週には、
牧之原市議会が浜岡原発を永久停止すべきとの決議を可決した。

これらは簡単に答えが出る問題ではないけれど、
このミーティングの存在が
ライダーが環境について考えるきっかけになってくれたら。
そういったことも含めての“ラブ・ジ・アースミーティング”なのだと思う。

当日の早朝には予想外の雨が降り出した。
スタッフが会場入りした午前7時頃にようやく収まったが、
ミーティングは少し不安なスタートを切った。
しかし、ふたを開けてみればいつもと変わらず
多くのライダーがやって来てくれた。
受付テントの前には長蛇の列。
参加者はここで受付けを済ませ、ステッカーとゴミ袋を受け取る。

浜辺へ散開したライダーたちは、
どこかの誰かが捨て、最終的にここへたどりつた“ゴミ”を拾う。
あるものは黙々と作業に没頭し、
あるものは仲間と宝探しでもするように。
そして清掃時間が終わる頃には人工物はほとんど一掃され、
すっきりとした浜辺へと変貌を遂げる。
17回繰り返されてきたおなじみの光景だが、
何度見ても見飽きない、すがすがしい光景である。

ゴミ拾いの後は、恒例の第2部。
今回も多彩なゲストがステージに登壇し、
にぎやかな時間となった。
この日集まってくれたのは実行委員である佐藤信哉氏のほか、
プロライダーの秋吉耕佑選手、清原明彦氏、水谷勝選手、
安原さや選手、そしてタレントの近藤スパ太郎氏と柴田奈緒美氏。
楽しい話、貴重な話で会場を盛り上げてくれた。
こうして参加者は思い思いの時間を過ごし、
今回のミーティングも大成功のうちに終了した。

この日の清掃で回収したゴミの量は約2トン。
チャリティオークション等で集まった寄付金は、
WWF JAPANへ41,872円、
東日本大震災の義援金(日本赤十字社)へ41,563円。
これらは、行動がこの日で完結してしまうなら微々たる数字だ。
しかし、ここから輪を広げていくための“きっかけ”と考えれば、
その一歩を踏み出せたことの意味は大きいだろう。
(T)

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