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主な活動

第4回 ラブ・ジ・アース ミーティング

ラブ・ジ・アース ミーティング4th

暖かい日がつづき、
ようやくバイク乗りも過ごしやすくなってきた4月。
ラブ・ジ・アースにとって今年初めてのビッグイベント、
ラブ・ジ・アースミーティング4thが行なわれた。

場所は茨城県大洗町。
北海道行きのフェリーで有名な大洗港にもほど近い、
ツーリングライダーゆかりの地である。
この辺りは観光スポットとして有名な場所だが、
その分たくさんの観光客が訪れ、
どうしてもゴミが砂浜に残されてしまうらしい。
また近くを流れる利根川の上流から来る大量のゴミが
この周辺の海岸一帯に漂着するのだという。
悲しいことにどちらも原因は人間の行為である。
ラブ・ジ・アースミーティングを通じて、
こんなことをしてしまう人々にも私たちの想いを届けたい。

今回は会場の都合により、
第一部の海岸清掃を比較的ゴミが多い大洗海岸、
第二部のミーティングをイベントスペースが大きくとれる
大洗サンビーチで行なうという
初の2会場制での開催を試みることに。
第一部会場から第二部会場までは3kmほど離れており、
果たして海岸清掃で疲れたライダーが
うまく第二部会場へ移動してくれるだろうか…不安がよぎる。
そんな不安を抱きつつ開催前日、
スタッフ全員で会場準備をしているところに
地元のライダーがやって来た。
「明日のミーティングの流れを教えていただけますか。
今回は午前と午後で会場を移動することもあって、
遠方から来た方には分かりにくいかもしれないんで、
私たち地元の人間がうまく案内できればと思って」
まさに我々が一番心配していたことを気にかけてくださり、
わざわざ前日から駆けつけてくれたのだ。
これは本当に心強かった。
また、これも初の試みだが、
前日にスタッフだけで海岸清掃を行なった。
これまでのミーティングで、
我々実行委員はそれぞれの持ち場につきっきりで、
なかなか自分たちではゴミを拾うことができていない。
そこで今回、
当日は第二部会場として清掃予定のない
大洗サンビーチの方で行なうことにしたのだ。
いつもミーティングに集まってくれているライダーのみなさんと、
スタッフ全員が同じ経験を共有できる良い機会となった。

さていよいよ24日、ミーティング本番。
昨年はとにかく天気に恵まれず過酷な気象条件下での開催だったが、
今回は朝から久々の快晴で、
これならばたくさんの来場が期待できるのでは…と胸が躍る。
午前8時を過ぎたあたりから、少しずつライダーが集まり始めた。
9時をまわるころには、
排気音がとぎれることがないくらいに続々と集結し、
やがて駐車場はバイクでいっぱいに。
到着したライダーは受付でステッカーをもらい、
ゴミ袋を手に広大な砂浜へ繰り出してゆく。
広い砂浜に大勢のライダーが
広がっている光景は壮観である。
海岸は幅が狭く、横に長く伸びていて、
ややキツめな傾斜になっている。
スニーカーを履いている私たち実行委員でも辛かったくらいだから、
ブーツのライダーはさぞかし大変だったことだろう。
それでも、皆すすんで遠くの砂浜までゴミを拾いに行ってくれて、
清掃終了時には、広い範囲にわたって美しい砂浜がひろがった。
そして海岸清掃終了のアナウンスをしつつ
二部会場への移動を促すと、
当初の不安が嘘のように
ゴミ拾いを終えたライダーは驚くほどスムーズに移動してくれた。

午後からは場所を第二部会場の
大洗サンビーチに移してのミーティングである。
12時頃になると一部会場の海岸清掃を終え、
昼食を済ませたライダーが続々と集まり始めた。
イベント会場にはたくさんのブースが集まり、
ちょっとしたお祭り気分が味わえる。
バイクグッズやパーツ、ウェアが並び、電動バイクの試乗会や、
バイクにまたがって記念撮影をしてくれるサービスがあったりと、
小さい規模ながらかなり充実した内容である。
また鈴鹿サーキットがこの日のために、
特別にキッズバイク試乗会を用意。
子どもが転んでもケガをしないように、
専用設計されたコースを設置。
家族連れの参加もおおく、
子どもたちも楽しんでくれたようだ。
一方、ステージでは恒例のトークショーを開演。
ラブ・ジ・アース実行委員会会長の北村明広と、
実行委員である鶴田竜二・佐藤信哉両氏が、
ボランティアで駆けつけてくれた2輪ジャーナリストを
ゲストとして迎えるかたちですすんでいく。
フリージャーナリストの川崎由美子さん、
ジパングツーリング編集長の田中淳麿氏、
タンデムスタイル編集長の斎藤直人氏、
環境マンガ家のつやまあきひこ氏が
順番にステージに上がり、
この活動に対するそれぞれの熱い想いを語ってくれた。
またこの日は、ラブ・ジ・アースの活動を通じて出会った
音楽関連の環境活動団体「GREEN STYLE」や
新潟県の中越震災復興ボランティア団体「中越元気村」など
異なるジャンルで活躍している方々も
ブースを出展してくれた。
今までは日常で交わることのなかった人たちが、
ミーティングをきっかけにお互いを知ることができたのだ。
そして普段の環境は違えど、
最終的にはみな同じ方向を向いていることを
共通の意識として持つことができた。

この日は最後まで素晴らしい天気のまま終わることができ、
参加者数も過去最高となる650人にのぼった。
もちろん、これだけの人数が
集まってくれたのは晴天の恩恵だけではなく、
開催の告知広告を掲載してくれたたくさんのバイク雑誌、
そしてコンビニ、ガソリンスタンド、宿泊施設、健康ランドなど、
大洗町のあらゆるところに
ラブ・ジ・アースのポスターを貼ってくださった
役所や地元住民の方々の協力があってのこと。
心から感謝したい。
私たちの活動はまだほんの小さなものかも知れない。
ただ、一人でも多くの人が声を出し、行動することで、
それぞれが少しずつつながっていく。
そして少人数ではできなかったことが
出来るようになってくる。
それを確信することができたミーティングだった。
「地球に、社会に少しずつでも恩返しよう」
この気持ちをいつも胸に抱きながら、
今度はまた、今秋に開催予定の
ラブ・ジ・アースミーティング5thでお会いしましょう!(K)

第4回 ラブ・ジ・アース ミーティング開催時に寄せられたメッセージです

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