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主な活動

ラムサール条約登録湿地 中海・宍道湖一斉清掃

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梅雨前線がいよいよ北上をはじめ、初春から各地で毎週のように開かれていたバイクイベントも一段落した6月に、 鳥取・島根・関係自治体の主催で行なわれた「中海・宍道湖 一斉清掃」へラブ・ジ・アースがゲストとして参加した。

このイベントは、島根にある宍道湖と、鳥取と島根に面する中海が、昨年11月にラムサール条約に登録されたことを契機に両県の関係自治体が合同で行なうことになった市民による清掃活動である。
ラムサール条約とは、正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、水鳥だけでなく、湿地の保全や賢明利用を趣旨としているもので、2005年11月にウガンダで開催された締約国会議において、中海と宍道湖は「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に加えられたのだ。要は、両県が誇る湖が、世界的に重要な湿地として認められ、これらを大切に保存しつつ、特産物を育んだり、教育や観光などさまざまなことに役立てていこうというものらしい。

そして鳥取県の職員にラブ・ジ・アースの活動を知る一人のバイク乗りがいて、ぜひ今回のイベントでなにか一緒にできないかと声をかけてくれたのだ。そこでラブ・ジ・アース実行委員会では、WEBサイトやいくつかの雑誌で呼びかけを行ない、バイク乗り代表としてこのイベントに参加することに。
また鳥取県の自治体側では、この機会を利用してライダーに鳥取県をツーリングの目的地にしてもらい、この土地の魅力をもっと知ってもらおうということで、県内にある12の宿にはたらきかけ、ライダーのために宿泊割引を実施してくれたのだ。こうして、バイク乗りと鳥取県をつなげられるような工夫をお互いにギリギリまで模索したのだった。

いよいよイベント当日。
この日、清掃は鳥取、島根の各地で一斉に行なわれるのだが、われわれラブ・ジ・アースは鳥取県米子市の湊山公園で行われる清掃へ参加した。
駐車スペースの関係で会場から少し離れた場所に設けられたラブ・ジ・アース参加者用駐車場へ行き、8時前からライダーを出迎えた。当日の天気こそ恵まれたが、前日の予報での降水確率は50%だったそうで、バイク乗りとしては非常につらいところ。さらに今回のイベントは8時30分集合で、遠方から来るライダーには厳しいスケジュールということもあり、果たしてどれだけのライダーが来てくれるか少々不安が募る。そんななか、ぽつぽつバイクが集まりはじめ、まもなくオリエンテーションがはじまるという頃には、数十台のバイクが一斉に駐車場になだれこんできた。まるでドラマのワンシーンのようで、「バイク乗りってカッコイイなぁ」と自分もバイク乗りであることを忘れて感動してしまった。
ナンバープレートを見ると地元近県を中心として遠くは東京、福岡から駆けつけてくれた人もいるようだ。家族そろって車で参加してくれた人も少なくない。「お疲れ様です!」「遠くからありがとうございます!」と声をかけ合いながら、自治体が用意してくれたバスに乗り込み、いざ会場へ。

会場では自治体ブースの横にラブ・ジ・アースの受付ブースを設置し、参加してくれたライダーにステッカーを手渡した。そしてステージ前にライダーと地元の参加者が一堂に会し、オリエンテーションが行なわれた。ここで、その場を借りてラブ・ジ・アース実行委員会会長の北村が市民のみなさんに活動について紹介させてもらえることに。こうしたことをきっかけに、一般の方々のバイク乗りに対する印象が少しでもよくなってくれたらと思う。

オリエンテーションを終えると各自ゴミ袋を持って湖岸へと移動。
ゴミは主に草木が多いが、ところどころにペットボトルや発泡スチロール、コンビニ弁当の空き容器などが見られる。湖の水質はお世辞にもきれいとはいいがたい。鳥取県のパンフレットの一文に「波打ち際に行き、指で湖水をすくい取ってなめてみた。少し、しょっぱい。やっぱり汽水湖なのだと実感。」とあったので、これは自分も試してみようと思っていたのだが、どうもそんな気にはなれない。草木などの自然物は仕方ないとして、人工物が水質汚染の一因となっているのは残念でならない。ところどころに落ちているタバコのフィルターを見て、以前、環境マンガ家のつやま氏がこれを水鳥が餌と勘違いして食べて死んでしまうという話をしていたことを思い出し、憤りを感じた。けれどこういったことも、清掃活動を続けることで各々の意識が高まればきっと現状も改善されていくに違いない。
湖岸に敷き詰められたコンクリートブロックの間に挟まっているそれらのゴミを、丹念に取り除いていった。ライダーも市民のみなさんにすんなり溶け込み、「このゴミは燃えないですかねぇ」「ああ、こっちの袋でいいよ」と互いに声をかけあい、いい雰囲気で作業がすすんでいった。ライダーと市民の共同作業により、 1時間ほどの清掃で約1トンのゴミが集まった。

清掃終了後には、駐車場にバイク乗りだけで集まった。いい汗をかいた後の清々しい笑顔で記念写真。最後に会長があらためて挨拶をしたあと、自然と拍手が起こった。ふだん行なっているラブ・ジ・アースミーティングでは、イベントの最後にライダー同士がお互いを称える意味で、参加者全員で拍手をして終わるのだが、奇しくも同様のことが自然と起きたことに、驚きと感動で胸がいっぱいになった。

この日、両県の沿岸各地には約6,000人が集まり、約20トンものゴミを回収することができたという。このうち、鳥取県米子市の湊山公園親水護岸に集まった市民は約1000人で、ラブ・ジ・アースの呼びかけで集結したライダーはおよそ100人にのぼった。“バイク”という共通項で集まり、小さいながらはじめた活動が、“バイク“をきっかけに新たなつながりができ、今度はその枠を超えて地域住民と交流し、清掃活動を通じて相互理解を深めるという貴重な経験となった。

ライダーをあたたかく迎えてくれた米子市のみなさん、そしてこのような素晴らしい機会をつくってくれた鳥取県の自治体のみなさんに深く感謝したい。
そして今回は特別編ということで、いつものミーティングのようなお楽しみイベントもなく、また前日までは雨という天気予報だったにもかかわらず駆けつけてくれたライダーのみなさん、ありがとうございました。

中海・宍道湖 一斉清掃開催時に寄せられたメッセージです

会場風景
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