第44回 ラブ・ジ・アース ミーティング開催レポート|バイク乗りによる環境保護活動

バイクに乗っていると、排気ガスや騒音など、どうしても地球環境に影響を与えてしまいます。そんな背景があるからこそ、「自然とふれあうことの多いライダーが、自分の手でちょっとだけ自然にお返しできたらいいよね」という想いから生まれたのが「ラブ・ジ・アース」です。活動が始まったのは2002年。翌年からは、海岸清掃をメインにした“ラブ・ジ・アースミーティング”もスタートし、今回でなんと44回目を迎えました。

会場となったのは、愛知県田原市にある白谷海浜公園。きれいな海が広がる人気スポットですが、前日に下見してみると、砂浜にはたくさんのゴミが…。遠目では分かりませんが、よく見ると人の痕跡がしっかり残っていました。「明日にはきっときれいになる」――そう願いながら会場をあとにしました。

約450人のライダーが海岸清掃に参加!

当日は晴天に恵まれ、風は強かったものの、まさにツーリング日和。午前9時を過ぎると、いろんなタイプのバイクが次々に会場へ集まり、受付前には長い列ができていました。
参加者は約450人。地元のバイクショップ、愛知オートバイ事業協同組合、バイク東海クリーン部などの協力もあり、個人からグループ、家族連れまで、幅広いライダーが集まってくれました。

2時間で海岸がピカピカに!

受付を済ませたらゴミ袋を手に、それぞれが砂浜へ。風に袋が煽られたりとちょっと苦労しつつも、ゴミがどんどん集まっていきます。今回から清掃時間が30分長くなって約2時間になったものの、あっという間に感じるほど集中して取り組む人たちの姿が印象的でした。
作業が終わるころには、海岸が見違えるほどきれいに! 集めたゴミはすべてその日のうちに自治体の集積所へ運ばれました。地域の協力があってこその取り組みです。

午後はステージイベントでリラックス

清掃のあとは、毎回楽しみにしている人も多いステージイベントへ。今回は、新しく実行委員長に就任した岩崎雅考さんと、愛知を拠点に活躍しているバイク系インフルエンサー・かなえADVさんが司会を担当。トークショーやチャリティオークション、じゃんけん大会などが行われ、会場は終始にぎやかな雰囲気でした。

また、WIMA(国際女性ライダー連盟)日本支部のブース出展や、地元どんぶり街道のキッチンカーも登場。おいしいごはんにほっとひと息つく姿も見られました。
さらに田原市のイメージキャラクター〈キャベゾウ〉も登場して、会場をいっそう盛り上げてくれました。

“乗って楽しんで、拾って感謝”を体験しよう

ラブ・ジ・アースミーティングは、豪華な演出があるわけではありませんが、「バイクで来て、自然と向き合って、仲間と笑い合える」。そんな素朴であたたかい魅力が詰まったイベントです。

次回の開催はまだ未定ですが、開催が決定しましたら本サイトやラブ・ジ・アースの公式SNSよりお知らせいたします!気になる方はぜひチェックしてみてください。
“乗って楽しんで、拾って感謝”。あなたもこのサイクルの一員になってみませんか?

  • 開催日:2025年6月1日
  • 場所:愛知県・白谷海浜公園
  • 主催・企画・運営:Love the Earth 実行委員会
  • 後援:田原市/環境省
  • 特別協賛:HONDA/YAMAHA/SUZUKI
  • 協力:全国二輪車用品連合会/全国オートバイ協同組合連合会/日本二輪車普及安全協会/日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)
  • 協賛:オートバイ/カワサキバイクマガジン/クラブハーレー/タンデムスタイル/バイクジン/ヘリテージ&レジェンズ/モーターサイクリスト/モトチャンプ/ヤングマシン/ライディングスポーツ/レディスバイク
  • MC:(実行委員会会長)岩崎雅考/(YouTuber)かなえADV
  • 回収ゴミ:200袋以上(45Lサイズ)
  • 来場者数:約450名

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次